キャンプの楽しさを
設計で表現したい!
- 大学院工学研究科博士前期課程 安全社会基盤工学専攻2年
- 喜多崎 匠さん(愛知県立半田高等学校 出身)
- 川畑 奨太さん(京都市立西京高等学校 出身)
- 中嶋 海成さん(京都府立西舞鶴高等学校 出身)
- 吉野 壮馬さん(関西大倉高等学校 出身)
喜多崎さん、吉野さんは「将来、設計者になってもキャンプ場の大規模改修に携わるチャンスは無いかもしれない」と中嶋さん、川畑さんを誘い、越前町の宿泊体験施設「悠久ロマンの杜」改修の基本設計にチャレンジしました。
設計にあたっては、施設側との意見交換?現地調査を行い、公的施設であるがための用途制限などにも留意しながら、まずは施設の全体計画を作成。その後、研究室の卒業生が勤める設計事務所に協力を依頼し、概算を算出。施設側と相談を重ね、予算を鑑みて、炊事場やトイレが入るサニタリー棟の新設と管理棟の改修に絞って進めることとしました。「キャンプ場は自然を楽しむ場所であってほしい」との思いから、サニタリー棟は可能な限り軒の張り出しを大きく構えて地形になじむ緩やかでオリジナリティ豊かなデザインに。管理棟は、内装をイメージカラーの紺のタイル貼りにし、中央に大きなキッチンを配置することで、施設のシンボルになるよう仕上げました。
この挑戦は、授業や研究室だけでは得られない貴重なものとなり、「達成感は建物が完成したら感じると思う。ぜひ泊まってみたい」と四人はその時を楽しみにしています。