今のメンバーで
精一杯の演奏を

  • 医学部 看護学科4年 北出 めぐさん
  • 教育学部 学校教育課程4年 田辺 侑暉さん

ソノーレ?ウィンドアンサンブル

社会人を中心に県内外で吹奏楽を演奏する楽団「ソノーレ?ウィンドアンサンブル」は、コンクールでの受賞歴が多く、県内の高校生には憧れの存在として知られています。高校の吹奏楽部に所属していた田辺さんと北出さんもその一人。大学1年次に入団し、北出さんはアルトサックスを、田辺さんはコントラバスを演奏しています。北出さんは看護実習の合間をぬって練習に参加できましたが、田辺さんは就職活動のため、コンクールの出場を断念していました。昨年はコロナ禍の影響で参加が難しくなる団員もおり、パートメンバーの少ないコントラバス担当の田辺さんは団から出場を依頼されました。直前になって編成の組み替えや曲アレンジの見直しをする場面もありましたが、それでも「今のメンバーでできる精一杯の演奏を」を合言葉に7月の福井県大会、8月に北陸大会と駒を進め、10月開催の全国大会にまで昇り詰めました。
全国大会は、課題曲に加え自由曲「交響曲第5番(アーノルド作曲)」より2?4楽章を演奏し、銀賞を獲得できました。団での演奏を通して、北出さんは「大学とは違い、幅広い年代の方々と音楽という趣味でつながれたことが嬉しい」と振り返り、田辺さんは「大学の吹奏楽部と団での活動のそれぞれを経験できてよかった」と話し、大学を卒業しても活動ができる場所を見つけたようです。