ものづくりは
ワクワク感に満ちている

  • 大学院工学研究科 博士前期課程 総合創成工学専攻1年 坪山 響介さん

ものづくりは難しそう、そんな印象が変わるかもしれません。坪山さんは「人工芝を自分でお手入れ小玉ロボット」の発明者です。スタートはPBL授業で習った発想法の1つwhich以外の4W1Hをかき出し、サッカーに課題を見つけたところから。人工芝のサッカーグランドでは土の代わりに敷き詰められたゴム製のチップが固まると、芝が寝てしまうのです。授業では、この手入れの自動化の構想をまとめ、手応えを感じた坪山さんは産学官連携本部の学生事業支援に応募し、試作品を作る資金を得ました。試作は人工芝のチップをほぐすレーキ、芝を巻き起こすためのローラーなどを搭載しましたが自動化に必要なGPSや自動制御プログラミングは専門外。IT企業の方を紹介してもらい、プログラムを実装し完成。また、人工芝のグラウンドに出向いて交渉し、試走を繰り返しました。企業が参加する展示会でお披露目すると「実用化したら。」との声も。
坪山さんは「自分の思いを語ると、どの人も真剣に向き合ってくれ、多くの人を巻き込んだ」と話し、ちなみにロボットの命名は隣の席の後輩から。ノリもあり、とにかく「ワクワクした!」そうです。