11月11日、本学工学部は創立100年記念事業の一環として建設した工学部100周年記念館のお披露目会を文京キャンパスで開催し、関係者など約100名が参加しました。
明石行生工学部長は挨拶の中で、工学部創立100周年記念事業に多くの寄附をいただいたことへの感謝を述べ「本記念館は学生や教員だけでなく、卒業生や地域の皆様に開かれた共創の拠点として活用していただきたい」としました。本記念館建設において学内での中心を担ったモニュメント部会長で工学部の小嶋啓介教授は「本記念館は完成して終わりではなく、いかに活用されるかが大切。共同研究やOB会などにぜひ利用してほしい」と話しました。
また、工学部の寺﨑寛章講師が「工学部100周年記念館におけるライニング式地中熱空調システム」と題し講演。寺﨑講師が企業との共同研究によって開発し、本記念館に導入した地中熱を利用した空調システムについて説明し「将来の展望として空調システムだけでなく、工学部の他の先生が研究をしている追尾型の太陽光発電システムや、蓄電池、自動換気といった異分野連携による空調システムの最適化や効率化を図り、省エネに結び付けていきたい」としました。
記念館の自由見学にあわせて、1階のスペースに学生らの研究に関するパネルや制作物が展示され、参加者から質問が飛ぶなど、活発な交流が行われました。