近年、医学部出身の基礎医学研究者数が著しく減少していることを受けて、東京大学?京都大学?大阪大学?名古屋大学の四大学が連携し、基礎医学研究者の育成プロジェクトがスタートしました。これに関連し、本学は、京都大学、滋賀医科大学、神戸大学とのコンソーシアムに参加し、平成23年から毎年合同リトリートを開催、教員の問題意識の共有化や教育プログラムの検討、さらに研究に興味のある学生の交流を行っています。
昨年11月29日から30日に本学が主幹で「MD研究者養成 四大学コンソーシアムリトリート」福井大会を福井市で開催しました。福井大学、京都大学、神戸大学、滋賀医科大学、さらに本学に内地留学した広島大学の学生を含め、学生教職員合わせて80人が参加しました。
各大学を代表する学生の口頭発表、ポスター発表、さらに本学医学部高次脳機能領域 坂野 仁先生、京都大学再生医科学研究所 山下 潤先生が招待講演を行いました。
終了後は、オプショナルツアーとして本学高エネルギー医学研究所や医学部の各研究室を巡るラボツアーを開催。参加した医学生らは本学で行われている研究に直に触れ、研究への興味がより深まった様子でした。
学生リーダーを務めた医学部4年生の新田祥代さんは、「研究はとても楽しく、好奇心が刺激されます。今後も研究の面白さを探求できる場にどんどん参加したいと思います」と医学研究への意欲を語っていました。