本学では障害を抱える学生が充実した大学生活を送れるように、保健管理センターを中心に入学前から卒業まで様々な支援を行っています。8月5日に教職員に向け「障害者差別解消法の施行に伴う合理的配慮の実際」をテーマにアカデミーホールで講演会を開催しました。
最初に「大学における障害学生支援:障害者差別解消法施行後の大学に求められる取り組み」と題して、筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センターの白澤 麻弓准教授が法施行後の適用範囲を説明し、大学における障害学生との対話に基づく事例を挙げ、「大学は学びたいと思っている学生の気持ちを阻害してはいけない。学生との対話からお互いに出来ることを見つけ出し、個別のニーズを提供していくことは、大学にとっても新しい価値の発見に繋がる」と目指すべき方向性について話しました。
続いて、本学保健管理センターの髙橋 哲也准教授が「青年期における心のクライシス~心の課題と精神疾患について~」青年期に見られる精神障害の様々な症状を説明しました。質疑応答では、「できないことを伝えられない学生についてはどのように働きかけたら良いか」など、支援の手段を具体的に捉えた質問が多く出され、理解を深めていました。