本学医学部と米国ラトガース大学ロバート?ウッド?ジョンソン?メディカルスクール(RWJMS)は部局間学術交流協定を結ぶこととなり、2月4日、眞弓光文学長と内木宏延医学部長が文京キャンパスで協定書に署名(サイン)しました。
ラトガース大学は米国で8番目に創設された屈指の名門大学で、本学が1981年に初めて海外の大学と結んだ協定先です。さらに、本学国際地域学部の開設を機に改めて2017年に基本協定を更新、2018年には学生交流のための協定を締結しました。今回、これらの協定を発展させ、本学医学部との間で具体的に2019年度から研究者交流、学生?研修医相互派遣、共同研究などの交流活動を実施することとなりました。
眞弓光文学長の挨拶後、内木医学部長が協定締結に至った経緯などについて説明。「本学部の特徴である救急部と総合診療部の医師が一体となった救急体制や高浜町をフィールドとした地域医療?家庭医療学の学びが、米国公衆衛生学分野におけるCBPR(Community-Based Participatory Research:地域参加型研究)手法と合致し、共感が得られた」と話しました。
続いて、本協定の本学側コーディネーターを務める安倍 博副医学部長(教育担当)が、4月1日から26日に医学科生2名(現在5年次生)をRWJMSに派遣し参加する臨床実習の概要や意義などについて紹介しました。
最後に、国際地域科学部の細谷龍平特任教授が「全学部の学生交流に加え、今後は教員や研究者の交流でより一層の交流促進を図りたい」と述べました。また、細谷特任教授は公益財団法人の日下部?グリフィス学術?文化交流基金の理事長も務めており、ウイリアム?グリフィスの来日150周年となる2020年に向け、ラトガース大学と連携した活動計画についても紹介しました。