本学語学センターでは、世界で活躍できるグローバル人材育成セミナー-PEPIS-Practical English for Professional Interaction Seminar-を毎年開催しています。10月29日には、2020 年度、小学3 年生から英語教育が必修となることを見据え「日本の小学校英語教育:英語指導に役立つアイデアとヒント」をテーマに開催。教育学部1年次生を中心に、学生や教職員約100名が参加しました。
開会に先立ち、語学センターの明石行生センター長が「初等教育ではクラス担任が英語の授業を担当する場合があり、多くの教員が苦手意識を抱いていると聞いている。この講演会が実践的な英語教育の場となることを期待している。勇気を出して小中学生に教えられるきっかけになれば」と期待を込めました。
講師として、宮城教育大学のエイドリアン?リース准教授が「Strengthening the Drive for a better mindset in English」と題して自らの実践?研究を巡り、ゲームやディスカッションを交えて紹介。「成功の反対は失敗ではなく何もしないことだ」と強調し、見えないものを考えることの大切さや間違いを恐れないで挑戦することの重要性を伝えました。
また、岐阜大学の巽 徹教授は「これからの小学校教員にとって英語を使用することの必要性-学級担任が楽しく進める小学校英語授業-」と題して講演。実際の小学校での英語教育を映像で示しながら「場面?目的?状況がはっきりしている中で言語を用いて互いの考えや気持ちを伝え合うことが重要。簡単な会話で子どもたちの表現の幅を広げてさせることが大切」と話しました。
講演終了後には、学生から「小学校で実際に行われている英語の授業の作り方などを学べていい機会になった」、「英語を教えるは心配だったが楽しみに変わった」など前向きな感想が寄せられ、有意義な講演会となりました。
本学語学センターは、今後も学内外においてグローバル人材に必要な心構えや英語力の向上に繋がる機会を提供していきます。