本学は、令和3年7月に「データ科学?AI教育研究センター」を開設しました。本センターは、政府の「AI戦略2019」に基づき、デジタル社会で活躍する、データを利活用できる能力を持った高度専門職業人を育成していきます。
開設を記念して、1月25日にキックオフシンポジウムを開催し、北陸3県の大学関係者等67名がオンラインで参加しました。
また、シンポジウムに先立ち、文京キャンパスの総合研究棟Ⅰ(13階)に開設した、関係教員の打合せや学生が履修相談等に使用するミーティングルームの公開と看板の設置を行いました。
シンポジウムでは、初めに上田孝典学長が、「設立により、本学のデータサイエンス?AI教育は、格段の進歩を遂げるものと期待しています」と挨拶。続いて、廣瀬勝一同センター長がセンターにおける全学での基礎教育の推進をはじめ、文部科学省の「数理?データサイエンス?AI教育プログラム認定制度」への応募や、他大学や地域との連携協力を行うとの説明がありました。招待講演では、富山大学データサイエンス推進センター長の栗本猛氏を招き、「今後のデータ利活用教育の推進に向けて」と題し、Society5.0時代におけるデータサイエンス?AI教育の必要性、大学が取り組むべきことの提言がありました。続いて、産業技術総合研究所主任研究員の神嶌敏弘氏が、「機械学習の公平性」をテーマに講演しました。プログラムの最後には、本学における取り組みの紹介として、藤田亮介同副センター長が、医学部では令和4年度から「数理?データサイエンス入門」を必修化し、令和7年度には全学必修化を目指すと説明をしました。
閉会では、安田年博副学長が、「本センターは、福井地区のデータ科学?AI教育を先導することを使命としているため、一丸となって尽力してほしい」と挨拶し、締めくくりました。
研究者情報はこちら
工学系部門 工学領域 電気?電子工学講座 廣瀬勝一 教授
https://r-info.ad.u-fukui.ac.jp/Profiles/27/0002671/profile.html
医学系部門 医学領域 生命情報医科学講座 医療統計学 藤田亮介 教授
https://r-info.ad.u-fukui.ac.jp/Profiles/12/0001124/profile.html