本学医学系部門に「難治性呼吸器疾患診断?治療学講座」を令和4年4月から4年間、医療法人清須呼吸器疾患研究会からの寄附により設置します。寄附総額は8千万円を予定。
同講座は、呼吸器疾患の中で特に診断が難しく治りにくいとされる「びまん性肺疾患」を中心に、先進的な診断方法と治療法の確立を目的としています。今後、同疾患における放射線?病理?臨床データを統合的に用いてAIを活用する診断と治療方法の確立を行い、また、従来の診断と比較し、治療に対する効果および予後についての研究、肺癌、重症喘息の研究もあわせて行います。
3月29日、松岡キャンパスにて同講座設置協定の調印式を執り行いました。はじめに、本学医学部内科学(3)の石塚 全教授が同講座の概要説明し、続いて医療法人清須呼吸器疾患研究会の齊藤雄二理事長と藤枝重治医学部長が協定書に署名しました。齊藤理事長は挨拶で「母校である福井大学に寄附講座を開設する事ができ嬉しく思います。今後、同大との関係がより深まることを期待します」と話し、藤枝医学部長は齊藤理事長に「臨床に長けた同研究会から2名の医師を本学に派遣して頂き感謝いたします。今後、本学の医学部生、研修医などにご指導いただき本学の臨床能力向上に繋げ、福井県の医療を支えて行きたい」と謝意を表しました。
本学では、県内の地域医療を担う医師の教育拠点として、育成、研究を行い、地域医療の推進に寄与していきます。
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医学系部門 医学領域 病態制御医学講座 内科学(3) 石塚 全教授
https://r-info.ad.u-fukui.ac.jp/Profiles/8/0000757/profile.html