本学は、学生のキャンパスライフの質の向上のために福井大学基金を活用し、学生同士がより自由に活動でき、さらに交流の輪を広げられる「学生交流のための屋根がある広場」を文京キャンパスに造ります。学生のニーズに応え、愛着をもって利用してもらいたいとデザイン案を学生から募集、9案が集まりました。9月21日に開催した最終審査会で、書類選考を通過した学生によるプレゼンテーションが行われ、最優秀賞、優秀賞、佳作が決定しました。
始めに、上田孝典学長が「理想のキャンパスにするという決意のもと、実現に向けて皆で力を合わせていけたら」と挨拶しました。
最優秀賞に選ばれたのは、大学院工学研究科博士前期課程安全社会基盤工学専攻1年の喜多崎匠さんの作品「巣~CLT屋根による憩い空間の創出~」。1階はオープンスペースの他に屋根のない空間「光庭」を設け、日光が降り注ぐ穏やかな空間を提案。2階は「巣」をイメージした解放的な空間を演出した交流スペースを設けました。建物間の接続や空間の自在さが特に評価され、選ばれました。
喜多崎さんは実施設計から完成まで、材料や素材の選定、業者との打合せなどに参加します。学生の意見が反映される新たな広場は2024年秋に完成予定です。