「わかさ健活プロジェクト」 若狭町の高齢者にIoTミラー機器を配布し、高齢者の健康実態の調査開始

ホーム > 中国足球彩票 >  「わかさ健活プロジェクト」 若狭町の高齢者にIoTミラー機器を配布し、高齢者の健康実態の調査開始

本学と福井県若狭町は、2022年5月に相互協力を推進し、相互の発展と地域の振興に寄与することを目的に連携協定を締結しています。
本学は3月19日、本協定に基づき「わかさ健活プロジェクト※1」において、サルコペニア※2予防のため、IoTミラー機器を若狭町在住の高齢者30名に配布し、今年6月まで高齢者の健康実態を調査する実装実験を始めました。IoTミラー機器は、高齢者向けに脈拍の確認やエクササイズ動画の閲覧ができる健康アプリを搭載した機器。撮影した食事内容を管理栄養士と共有することで、自宅に居ながら個別の栄養指導を手軽に受けることが可能です。また、実装実験で得られたデータを利用者の同意のうえ本学と共有し、栄養?運動指導とサルコペニアとの関連性、予防効果の検証を行います。
IoTミラー機器を受けとった若狭町瓜生地区の住民は「今後、いつまでも元気で動くことができ、介護を必要としない明るく楽しい日々が続くことを願う。IoTミラー機器を使って、自分にあった生活習慣を身につけ、サルコペニア予防に役立てたい」と話し、このプロジェクトを担当する医学部地域医療推進講座の大西秀典助教は「予防?福祉?医療と各方面でIoT活用が促進されている。一方で、高齢者はIoTの利用に抵抗を持たれている方が多い印象。今回の実装実験では、栄養?運動指導による効果の検証も重要であるが、タブレットの操作性や文字の大きさなどの意見を得て、より使いやすいIoTミラー機器を目指したい」と話しました。
本学では、今後も地域医療を継続的に支援して、地域振興に取り組んでいきます。

※1.65歳以上の高齢者の割合が2020年に約35%に達した福井県若狭町において、高齢になっても若狭町で健やかに過ごすための「生活習慣」を住民の方々に提案することで、サルコペニアを予防し、介護を必要とする年齢を引き上げる取り組み
※2.加齢による筋肉量および筋力の低下を特徴とする症候群

│ 2024年4月1日 │
ページの先頭に戻る
前のページに戻る