本学国際地域マネジメント研究科と同窓経営者の会は、企業人を対象に現状の経営課題解決と優れた人材獲得?育成を目的とした実践的リスキリング講座を7月12日に開講しました。本講座は、8月2日までオンライン講義を含め8名の講師が登壇し、県内企業等から26名が受講します。
今回は、本学連合教職大学院や日本貿易振興機構(ジェトロ)からも講師を招き、初めての試みとして、受講者のニーズを反映するセミオーダーメイド講義としています。
初日は、同研究科の大橋祐之教授が「インターンシップを活用した社内若手人材の育成と採用力アップデート」と題して講義を行い、企業の採用対策の視点から考察。「インターンシップは、学生が企業の内側を見ることで、社内改革への第一歩になる」としました。
また、連合教職大学院研究科長の木村優教授が「教職大学院が取り組む教員スキル向上と企業での応用策」を講義。本学教職大学院が培った学校教員向けのパフォーマンスアップの学習方法と組織開発法を、企業人向けにアレンジした具体的な方法を解説し、「3つの種」と題したグループワークでは、参加者が自身のこれまでの歩みなどを発表して、大いに盛り上がりました。
参加者は「大変興味深く、あっという間で時間の過ぎるのが早かった」と話しました。
今後の講義では、企業のDX推進やAIツールの活用、福井のインバウンドビジネスの提案など、現状のビジネスシーンに活用できる講義を予定しています。なお、この講座は福井県の支援を受けています。