福井大学は7月27日?28日の2日間、小学5?6年生、中学生、高校生を対象に「ひらめき☆ときめきサイエンス」を文京キャンパスで開催しました。このプログラムは、日本学術振興会の「科学研究費助成事業(科研費)」の支援で得られた大学の研究成果を小中高生に伝え、見たり、聞いたり、触れることで科学の面白さを感じてもらうことを目的として行っています。
今回は「高齢者をアシストする知能システム?デザインとIoT技術」をテーマに開催し、県内外の小中高生15名が参加しました。参加者は最新の3D/VR映像構成法とその認知メカニズム等について学び、MESH(センサー等の機能を持つブロックと身近なものを組み合わせ、プログラミングすることでアイデアを形にできるツール)を使用したプログラミングを体験しました。更に本学工学部機械?システム工学科のインタラクティブ?ロボティクス研究室における取り組みを見学し、教員や学生による説明を興味深く聞いていました。
プログラムを終えた参加者からは、「工学部について初めはあまり関心を持っていない部分もあったが、参加してみて少し興味を持った」「脳波を測ることができて面白かった」などの感想がありました。また、プログラムを企画した髙田宗樹教授は「これまで7回、継続的に実施しているが、今回初めて小学生を受講生としたため非常に新鮮だった。器用にプログラミングしていたり、恥ずかしがらずに発表したり、質疑応答も立派だった」と話しました。
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工学系部門 工学領域 知能システム工学講座 髙田 宗樹 教授
https://r-info.ad.u-fukui.ac.jp/Profiles/26/0002588/profile.html