2011年3月29日 中日新聞
“研究室発”のコーナーで福井大遠赤外領域開発研究センター山本晃司準教授の「テラヘルツ電磁波」の研究が紹介されました。電波と光の中間にあたる波長の「テラヘルツ電磁波」の特性を応用した研究を進めています。薬剤は似た名前や形のものが多いが、現場では薬剤師が処方せんを目で見て確認している。そこで形のよく似た二種類の錠剤にテラヘルツ電磁波をあてて反応を観察したところ、「錠剤の違いを識別できた」。課題はコスト。実験機材は1千万円も超えるものもある。せれでも「手を触れず中身を確認でき、プライバシーも保護できる」と実用化への期待は膨らむ。医療事故の防止のほか、犯罪捜査などの可能性は大きいとみられます。